Canon EF40mm F2.8 STMを購入。白いパンケーキの実力は?

なぜ今になってパンケーキレンズを買ってしまったのか。パンケーキも1個は持っておかないとという機材オタク心理。そして仕事のストレス解消。
謎のルートで流通しているCanon EF40mm F2.8 STMのホワイトバーションを購入したので、一体どんなものなのか見ていきましょう。





開封の儀



小さいダンボール箱で到着

こちらの商品は通常のもの今回は無地のと異なり、いわゆるバルク品として流通しているため梱包が特殊です。無地の小さな段ボール箱を開けると、ビニールの緩衝材に包まれた商品が出てきました。
少し怪しい感じもしますが、Amazonのショップで、配達は佐川急便でした。下記のリンクでAmazonの商品ページにアクセスできます。









簡素な梱包

箱から取り出すとこんな感じ。いわゆるプチプチと、いつものガザガザしているビニールに包まれています。その他の同梱品は書類以外ありませんでした。






EF40mm F2.8 STM


ビニールから出しました。レンズ自体は綺麗な状態で、新品のようです。いや、新品です。白の鏡筒に黒いキャップ、撮りづらい。






Canonと書かれた紙


同封の書類はこちら。ハングル文字が書かれており、どうやら韓国のショップから購入したようです。 EOS 200D(WH) 18-55/40mmSTMという印刷がされているところから、 EOSkiss X7ダブルレンズキットから抜き取ったレンズだということがわかります。今は生産終了してしまいましたが、まだ手に入るんですね。黒塗りの箇所には、残りのボディとレンズについて書いてあるようです。
ダブルレンズキット、まだAmazonにリンクがありましたので載せておきます。










フィルター装着の儀




フィルターは中古


筆者はレンズを買ったらとりあえず保護フィルターをつける派。 とは言え安いレンズに何千円もするフィルターはつけたくありません。 買い物に出たついでにカメラのキタムラに立ち寄り、中古コーナー(ジャンクコーナー?)から適当なフィルターを漁ってきました。 Kenko PRO1Dが400円で見つかりましたので、それだけ持ってレジへ。キタムラでのジャンク漁りが最近のマイブームになりつつあります。
一応、Amazonでの新品価格はリンクの通りです。(EF40mm F2.8 STMは52mm径です。)











Kenko PRO1D(中古)


中古ですから、取り出してすぐ新品同様の透明感とはいきません。 しかしきちんとブロワーを吹いてレンズペンで磨いてやれば、実用には十分な程度です。
カメラのキタムラさん、いい。





フィルター装着状態

薄型フィルターを装着したので、レンズキャップのかかりが甘いですが、これでセット完了。白い輪の中に黒い筒が突き刺さっているようなビジュアル、これでもやはり薄い(短い)し軽い。





レンズ外観


外観を見ていきましょう。



サイズ比較(タバコ)

まずはサイズ比較。タバコと比べると、ぱっと見レンズの方が小さいようにも見えます。余裕でポケットに収まるサイズですから、機動性はEFレンズでトップの性能です。





レンズ裏側

フランジはしっかりと金属製。安いレンズとはいえ、EF-Sレンズとは住み分けが出来ています。小ぶりの後玉がかわいい。





マレーシア製

MADE IN MALAYSIAつまりマレーシア製。マレーシアから韓国を経由して日本へやってきました。お疲れ様。




EOSkiss X7


こちらがEOSkiss X7に装着した状態。ずんぐりとした独特のフォルムで可愛らしいです。それなりにバランスはいいかもしれません。とりあえずむちゃくちゃ軽い。ただ白いレンズと黒いボディの組み合わせは写真撮りづらいですね。今回は全てjpeg撮って出しでお届けしています。ちなみに画像サイズはS3にしました。うーん、ちょっとやりすぎか。





EOS 6D


そしてこちらが6Dに装着した状態です。レンズのコンパクトさを生かしたいなら、フルサイズのボディと組み合わせた方が効果的かもしれません。
カメラを持ち上げた感じは、まるでレンズが付いていないかのような重心の感覚。読者の皆様にもぜひ持ってみてもらいたいくらいです。笑えます。





最長繰り出し量


フォーカスすると、この短い鏡筒から頑張って前玉が繰り出してきます。 実はこのフォーカスが少し厄介で、通電時にしか動作しません。 つまり、撮影後にうっかりそのまま電源を切ってしまうと、 ピントリングの操作では縮められませんから 再度電源を入れることになってしまうのです。 撮影後は通電状態のうちにMFか、無限遠でAFすると良いです。 ただ、そんなこの子もフルタイムマニュアルが備わっており、 なんとも愛らしいフォーカス機能です。




撮影チェック



腕時計(APS-Cセンサー)

まず最短撮影距離でどこまで寄れるかみてみましょう。 こちらはX7に装着した状態で換算64mmでの撮影です。 被写体はG-SHOCKなので元々若干大きめですが、 これはまあまあ寄れているといえます。




腕時計(フルサイズセンサー)


そしてこちらが6Dに装着した状態で40mm。これは全然寄れていません。 APS-Cならまあまあ寄れるレンズ、フルサイズならお手軽標準レンズといったところでしょうか。露出が上手く合っていないので暗いですね。ちーん。





350ml飲料缶(APS-Cセンサー)

今度は空き缶を撮ってみました。これは結構寄れている感じがあります。




350ml飲料缶(フルサイズセンサー)


そしてやはりフルサイズでは寄れない。なんだか背景も広すぎます。



作例


最後に何が伝えたいのかさっぱりわからない写真を載せます。義務感です。レンズにとってはマイナスイメージかも。


睡眠中の猫

猫が寝ていたので撮影。解放F2.8で撮影しています。まぁボケません。かといって、ぱきっとしているわけでもない。でも猫はかわいい。
ちなみにここからは全てX7で撮影しています。



猫(三毛)

三毛の方はこんな感じ。ちゃんとヒゲも写っています。比べるのも失礼な話ですが、やはりスマホで撮るよりは断然いいです。




猫(黒)


黒い方に露出を合わせるとこんな感じ。ちょっと色味が変かもしれませんが、顔についているほこりも写っています。黒猫は汚れが目立ちやすいんですよね。





なんらかの桜


近所の公園へ。風景とか撮影するのすこぶる苦手です。とりあえず目についた桜の木を収めてみましたが、これはなんの写真なのやら。とりあえず換算64mmでは若干画角が狭いと感じていただけたらOKです。







枝先に寄ってみました。ええやんええやん。このレンズ、近づいて切り取る力は結構あるのかもしれません。若干背景がざわざわしているかも。まぁ安いし。ええやんええやん。





人のいない公園

グラウンドは、子供が野球をするくらいの広さがあるのに、それがあんまり写らない。画角の特殊性を上手く使うには、フルサイズ機での運用が良さそうです。




水平取るのが苦手マン

なぞのごちゃごちゃ写真。3本の棒のうち、1本はお寺のツノです。トリックアート。写真の色味は値段相応かもしれません。もう少しコントラストが欲しいなんてときには現像の際に修正してあげれば良いのです。




これは被写体がまがっている(はず)

最後にもう一度、より気味のショット。めぼしいものがなかったので水飲み場を撮りました。切り取り力高めじゃないでしょうか。まぁだいたいレンズというのはそういうものですが。




さて、最後までご覧いただきありがとうございました。下記にこちらのレンズと本来の黒いバージョンのリンクを貼っていますので、チェックしてみてください。





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